蓼科銘菓で知られるのが九増兵衛餅(くぞうべえもち)。天保10年、蓼科温泉を開湯した先祖の喜惣次が湯治客に振る舞ったことに由来する。味は「よもぎ・志そ・栗・くるみ・さくら」の全5種類。素朴な味と、ふる里信州の豊かさを伝える原田泰治の四季の絵とデザインは旅なれた人々に大好評だ。