ワークショップ6日目。
大雨だった11月の連休初日。「縄文人は雨なんて気にしていなかったはずです」という藤森先生のお言葉もあり、雨でもできることを進めましょうということで、外班と中班に分かれて住居作りを進めました。
中班は青少年自然の森の屋内施設をお借りして、住居の中に敷くむしろを編みます。材料は杉の皮。結ぶものはシュロ縄です。この作業を進めやすくするために前日に編み道具を、先生のご友人の工務店の方が作ってくださいました。見た目はまるで、木製のハードルです。そこに、カットした杉皮を入れて、縄でねじって、を繰り返してながーい敷物をつくっていきます。事前にスタッフが準備した、住居内の型紙にあわせて、おいていきカーブの部分をカットしたりしながら調整して夕方前には完成しました!
住居の中は靴を脱いで過ごすので、完成したむしろの上をはだしで歩いてみたりして、思い思いに感触を確かめたり、豪雨の中でも楽しい時間となりました。
外班は竪穴住居の中での作業です。参加者の皆さまには、カッパや長靴をご用意いただきましたが、それでもこの時期にしてはかなりの大雨だったので、住居にシートやパラシュートをかけて水が中に入らないように工夫をしたり、道具置き場までの道には木の板をおいて歩きやすくしたり…。薄暗い中でしたが、竹を切ってしがらみの竹の高さがそろうように補充して結ぶ。えつりや柱を結んでいる長すぎる紐を切る。入口などのこまいをする。などのこまごまとした作業を進めました。
寒さもあり、泥だらけにもなって、温泉日和となりました。外で頑張ってくださった皆様には本当に感謝です。