ワークショップ7日目。
秋晴れとなったこの日は、いよいよ屋根作り。内側から見たときに樹皮の表面が見えるように、そして防水や郷土のために外側にもう一枚。さらに、屋根の場所によって、ひのき、さわら、杉を使い分けて使用。土を斜面に盛ると、流れ落ちてきてしまうので、それを防止するために、ほぼ等間隔で地面に対して平行に、カットした樹皮を置いて土を盛っていくという方法を採用しました。先生のご友人と海外の方がほぼ同時に考え出した手法だそうです。
こちらも、事前に、土を抑える長めの板に持ち手を付けたものと、土をたたくための道具を手作りしました。樹皮同士はどのくらいで重ねるのか、平行におく樹皮はどのくらいの間隔なのか、先生からレクチャーを受けて、みんなで並んで下から積み上げていきました。この時の要は土を運ぶ係。湿っていたこともありかなり重く男性を中心に頑張っていただきました。
午後も土を屋根に盛る作業をコツコツと進めていきました。だんだん慣れて、参加者の中でリーダー的に皆さんを導きながら進めてくださるかたも出てきて、頼もしい限りでした。声を掛け合って20名程度で進めて、この日は約半周が完成。先生からは、なかなか湿った土でできることがないのでしっかり積み上げられていて素晴らしい!とお褒めの言葉をいただきました。これが乾けばもっと固まってよいものになるとわかり、前日の大雨にも感謝しながら無事に7日目も終了しました。