ワークショップ5日目。
藤森先生をはじめとするプロフェッショナルチームのメンバーで、住居の上部、小屋組み部分の固定を進めていただき、その間に参加者の皆さまと追加で必要になった樹皮を剥いたり、柱用に皮を剥いたり、藤蔓を干したりしました。リピーターの方も何人かいらして、細かい指示をしなくても「お任せあれ!」と一つ返事で取り掛かっていただけてなんとも頼もしいです。
この日は緊急特別企画として、縄文のプロ、こと小薬先生から、からむしから繊維をとる方法、縄文時代の土器についていた白えごまの脱粒なども習って、衣食住にまつわることを少しづつ体験できたスペシャルな回となりました。
午後は垂木に対して垂直になるように、檜の枝を乗せていきました。この木のことを「桟(えつり)」といいます。垂木と桟であみあみにした上に、樹皮と土を乗せていくので、住居の下のほうは間隔を狭くして、上に行くに従って少し広めに乗せていきます。とはいっても、檜も生竹のようにはしならないので、2人組で押したり引いたりして、密着するようにしていきました。
結ぶ紐も、結び方も一工夫あって、そういうことがだんだん身について、こういうことの積み重ねが、自分でやっていける!という何かを育んでいくのではないかと感じられる時間でした。
入口部分の柱もできて、住居らしい形が見えてきました。11月がますます楽しみです!