
小さく可憐に咲くツマトリソウ(撮影:2020.6.21)
最近の標高2,500m付近の気温は、最低気温3℃~7℃、最高気温は7℃~17℃です。
6月は、八ヶ岳山域の登山口周辺や樹林帯、稜線で、オサバグサやイワカガミ、クロユリ、ハクサンシャクナゲなど、さまざまな種類の高山植物が続々と咲き始めました。雨によって苔もみずみずしくなり、一層の輝きを放っています。樹林帯では、小鳥のさえずりや虫の鳴き声も響き渡り山域が賑やかに活気づいてきました。

森林限界を超えるとハイマツが出迎えてくれます(撮影:2020.6.27)
6月19日に全国の県間移動が解禁され、今後は登山を計画される方が増えることと思います。一方で、長い自粛生活による体力の低下などが原因で、登山中に思わぬ怪我をしたり、通常以上に時間を要したりするなど、遭難のリスクも高くなっています。あらゆるリスクに対し、一人ひとりがしっかりと意識を持ち、ご自身の体力や技量に無理のない山域選びと計画を立ててください。日頃から体調管理を行い、体調に不安がある場合には入山しないようにお願いいたします。
また、梅雨により山の天気が変わりやすくなっていることにも十分注意が必要です。急な天候の変化に備えて必ず雨対策をされることはもちろん、登山中に天気が急変した場合に備え、計画をすぐに変更できるよう事前にイメージトレーニングも行いましょう。
現在の八ヶ岳の各山小屋の営業状況につきましては、山小屋毎に営業形態が異なりますため、必ず山小屋のホームページなどで情報をご確認いただくとともに、引き続き、感染防止対策の徹底をお願いいたします。
※八ヶ岳観光協会加盟の山小屋は完全予約制となります。各山小屋に直接お電話ください。
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