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厳冬期の八ヶ岳

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真っ白な雪が積もる白駒池(撮影:2022.2.13)

最近の標高2,500m付近の気温は、最低気温-24℃~-15℃、最高気温-17℃~-8℃です。
2月に入って以降も厳しい冷え込みが続いており、これまでにまとまった雪が何度も降っています。例年と比べ低温の日が続いていることもあり、登山道に降り積もった雪もあまり解けずに残っています。雪の降った後や風が強い場合には、登山道のトレースが無くなっている可能性が高く、また複数のトレースができてしまっていることもあるため、必ずご自身で正しいルートをご確認いただき道迷いには十分お気をつけください。この時期は登山道状況が日々大きく変わっていきます。必ず各自最新の情報をご確認ください。

青苔荘周辺の積雪の様子(撮影:2022.2.13)

今年の冬は厳しい寒さが続いていることから、特に高山帯(標高2,500m以上)を歩かれた方に凍傷の事例が多発しています。厳冬期用の服装や装備を入念に準備されることはもちろんですが、万が一凍傷の可能性がある場合には、早急に八ヶ岳周辺の医療機関もしくは、最寄りの山小屋のスタッフがいれば迷わずお伝えください。
※必要な服装・装備:冬用アウター、冬用登山靴、防寒着、アイゼン、スパッツ、ワカン(かんじき)やスノーシュー、ヘッドランプ、地図等。これらに加え、稜線を歩く際には、バラクラバ(目出帽)、ゴーグル、ダブル(2重)のグローブは必携です。

冬山登山では、道迷いや低体温症、雪崩や滑落などさまざまな危険性が一気に高まります。まずは自分の体力や技量をしっかりと把握し、予定している登山ルートやその周辺にはどのようなリスクがあるのか、過去にはどのような遭難が起きているのか等を入念に調べたうえで、慎重に登山計画を立ててください。また、積雪が多いためコースタイムの倍以上の時間を要することを念頭に置き、十分に余裕を持った計画を立て早出早着で行動されるようお願いいたします。少しでも不安がある場合には、無理して入山されないようお願いいたします。
引き続き安全には十分気をつけて、この時期にしか味わえない真っ白な白銀の八ヶ岳をお楽しみください。

八ヶ岳山域では通年営業を行っている山小屋や、冬期中に一定期間営業している山小屋がありますので、詳細は各山小屋のホームページやSNSなどをご確認ください。
なお、新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、感染防止対策の徹底にご理解とご協力をお願いいたします。

※冬期営業していない山小屋のテント場の利用は出来ません。テント場を利用する際には必ず事前に確認の上、予約をお願いします。
※八ヶ岳観光協会加盟の山小屋は完全予約制となります。

→ 登山情報は八ヶ岳観光協会のページをご確認ください
→ 八ヶ岳観光協会加盟の宿泊施設連絡先(PDF)
→ 八ヶ岳観光協会加盟の山小屋検索
→ 八ヶ岳登山に使えるバス情報はこちら

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